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17.ミラクルラブ(一花さま)

【 カップリング 】:風早X爽子

たとえばそう。
奇跡みたいな――





風早くんとのお付き合いも半年を越えて、私もようやく『恋人』という言葉に慣れてきた、と思う。

カップルさん、と言われても焦らずに居られるようになったし(内心はすごくどきどきしているんだけれど)、彼氏、彼女という響きにも驚かなくなった(口に出すには心臓がずんどこうるさくて大変だけれど)。

以心伝心、なんて言ったら、それは風早くんに失礼なのかもしれないけれど、時々、同じタイミングで同じことを考えているのかな、って思う時があるの。

例えば、飛行機雲を見つけた時とか、それから、何かで何かを連想する時とか。

『俺もそう思ってた!』
『俺も!』
『俺も同じ!』

そうやって、お日様みたいに笑う風早くんが、私はだいすきでたまらない。


ああ、風早くんのことを考えていたからかな、すごく声が聞きたい、な。
今、電話してみても平気かな。
でも、やっぱり迷惑かな。
どうしよう――


ピロリロリッピロリロリッ

「!」

わ、わ!
携帯電話を開けたり閉めたりしていたら、電話が鳴り出しちゃった!

「もっ、もしもし!」
『あ、黒沼?今大丈夫?』

え?えぇ?この声は、もしかしなくても……

「か、風早くん……?」
『うん?どうかした?』

びび、び、びっくりした……!
今まさに、電話をかけようか迷っていたところなんだもの!

「あのね、私もね、今、風早くんに電話しようかなぁって思っていた所だったの……!」
『そうなんだ?何か用事だった?』

はっ!用事!用事なんて大それたものはなかったのですが!
い、言ってみても、いいのかな……?

「ううん、あのね……こ、声が聞きたいなぁって思っていたの……!」

わぁ!言ってしまった!
ど、どうしよう。変に思われたりしないかな……?

『……ほんと?』
「うっ、うん!ほんとう!」

風早くんの問い掛けに、誰も見ていないのに、コクコクと首を縦に振る。

『…………なんか、嬉しいな』
「え?」
『俺も、そう思って電話したんだ』

…………え。
ええぇぇ!?

「ほ、ほんとうに?」
『何だよー、疑うの?』

「まっまさか!……そうじゃなくて、あの、嬉しくて!」

離れた場所に居る二人が、同じことを思うなんて、だって何だか奇跡みたいで。

『うん……嬉しいね』
「うん!嬉しい……!」

取り留めのない話を二人でして、笑い合う。
こんな時間がとても幸せ……!

『あ、黒沼、今日ね、俺猫見かけたよ!』
「……もしかして、すらっとした黒猫だったり、しない、かなぁ?」

『よくわかったな!そうそう、そんな猫!』
「わ、私も見たの!同じ猫かもしれない……!」

同じだったらいいな、なんて思ったりして。

『そっかー!同じ猫だったらいいな、なんとなく!』
「……!うん!うん……っ!」

風早くんとなら、きっと重ねて行ける気がする。
奇跡みたいな偶然を、奇跡みたいに嬉しいと思ったりする、そんなことを。



おわり



うわーうわー!
ほんとうベリっぽーーーい!!
なんだろ、なんだろぅ!!
電話して「同じだね…」って言ってるトコ!
もう…アツアツじゃん!!!
ほんとうキュンキュンするーWwww
一花さま!いつもいつもキュンキュンをありがとうございますーWw

キュンキュンを運んでくれる天使さまやー(hこまろ風に)

はる

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