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風早脳内バトル~バレンタイン篇~ 2(桜さま)

風早脳内バトル~バレンタイン篇~ 1の続きとなります。
またR指定となり、年齢制限は18歳です。
この企画サイトではパスワードの設置を行っておりません。
そのため上記制限内容を確認し、納得をされた上で観覧ねがいます。
観覧後の苦情については受け付けておりません。
自己管理をお願いします。

風早脳内バトル ~バレンタイン篇~ #2



=風早翔太の脳内バトル・再START=

黒風(以下、黒風)-ログアウト

爽翔『黒風さん帰っちゃったなー。今回は出番無しか。』
焦太『はあっ、はあっ、はあっ・・・どっ動悸息切れが・・・あ~~~もうっ!!』
爽翔『あはは!焦れ太は嬉しすぎても焦れるんだな!』
ベリ『夢みたいだ・・・』
のみ『なあなあ!爽子んち誰もいないと思う?俺誰もいないに一票~♪』
焦太『お前はチョコよりもそっちメインか!』
ベリ『夢みたいだ・・・』
爽翔『ウン、ダイジョウブ!ユメジャナイカラ!』
焦太『うわっ。コイツ爽やかに棒読みで言いやがった』
爽翔『てゆーかもうチョコもらえるんなら本体の風早に任せてもよくね?なあ管理人さん』

[管理人]リーダーシップ風早
『りょーかい。んじゃーお開きだな!みんなお疲れー』

焦れ太(以下、焦太)-ログアウト
爽やか翔太(以下、爽翔)-ログアウト
下心のみ太(以下、のみ)-ログアウト
ベリ太(以下、ベリ)-ログアウト

=風早翔太の脳内バトル・END=


爽子は俺が他の女子から義理チョコを貰ったのを見てたらしく、
無理して食べにこなくてもいいと言ってたけど
全然無理なんかじゃないし。
むしろ朝からずっと爽子から貰えるのを待ってたんだし。

俺は浮かれながら爽子の家に一緒について行った。


「おじゃましまーす」

「どうぞどうぞ…!」


爽子の家についてみると、
いつもなら爽子のお母さんが挨拶しに来てくれるのに
今日は来ない・・・


「あれ?爽子のお母さんは?」

「あ、うん…。今日は友達の家に行ってて、夜まで帰ってこないみたい。」

「えっ・・・」


ってことは・・・
今俺ら二人っきり!?――


=風早翔太の脳内バトル・再々START=

下心のみ太(以下、のみ)-ログイン

のみ『うおっしゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

[管理人]リーダーシップ風早
『おいのみ太!勝手にログインすんな。
みんなー、すまないけどコイツ一人だと暴走し兼ねないから、誰か止めに入ってやってー』

焦れ太(以下、焦太)-ログイン
爽やか翔太(以下、爽翔)-ログイン
ベリ太(以下、ベリ)-ログイン

のみ『これはつまり!チョコのお返しに俺のホワイトチョコバナナが欲しいってことだよな!?』
焦太『ちーがーうって!つーか!俺らまだ爽子とそこまでいってないだろ!?』
ベリ『・・・のみ太。余計なことはしないでくれ。』
爽翔『おっ、ベリ太がめずらしく怒ってる。』
ベリ『やっと爽子の本命チョコが貰えるんだ…。念願叶って いっぱいいっぱいなんだ…』
焦太『・・・オトメンだ』
のみ『オトメンだ』
爽翔『オトメンだな。』

=The player is ベリ太


俺は爽子の作ったチョコレートムースケーキを食べながら、
その幸せをかみ締めていた。


「うまい!爽子ほんとお菓子何でも作れるよなー」

「そんなことないよ…」


爽子は少し照れながら俯く。
かわいいな・・・
こうやって爽子をひとりじめできるバレンタインデーがくるなんて
本当に夢みたいだ・・・


「へへっ。嬉しいなー。爽子の本命チョコ食べれるのも彼氏特権だよな!」

「かっ・・・かれし!?」


=online=

焦太『出たー特権。コイツほんとなんでも特権にしたがるよな』
爽翔『ははっ!微笑ましいからいいんじゃね?』

=====



「今だから言えるけどさ、
実は去年も爽子からチョコもらえないかなーって期待してたんだ・・・」

「えっ・・・・!?」

「まあ、あの時は付き合ってなかったし・・・。だから今年はもらえてすっげー嬉しい。」


俺が思ったままのことを言うと、爽子は

・・・――!?
いきなり立ち上がった・・・。


「わっ…私…!!本当は、去年も風早くんにチョコ渡そうと思ってたの…!」

「!?」


両手を握りしめながら必死にそう言う爽子。
・・・・・・えっ!?


「えっ、ほんとに・・・」

「うん…!でっ…でも、そのチョコには下心があったから…」


―・・・下心!?


=online=

のみ『ちょっ…ベリ太どけ!! 爽子が俺を呼んでいる!!』
焦太『だまれ!!』

=====


「あわよくば……、あわよくば、風早くんをひとりじめしたいって思ってたから……」


“ひとりじめ”・・・
爽子は眉をしかめながら、一生懸命に俺に訴えてくる。


「本気すぎて…、義理のつもりでは到底渡せなくって、諦めてしまったの……」

「・・・・・・!」


本気・・・

そんなことを言われたら 
・・・たまったもんじゃない。
そうだ。あの時も俺らは両想いだったんだ。
それを改めて実感させられたようで、胸がどうしようもなく熱くなる。

俺は席を立って
爽子の体を優しく抱きしめた・・・――


=online=

のみ『ベリ太…!いいから、そのまま、ちょっと変われ!!』
ベリ『嬉しい… あの時から俺らは同じだったんだ…』
爽翔『ははは!ベリ太聞いてないみたいだぜ?』
のみ『はうぅ…っ 爽子の甘い香りがする…。俺のジュニアが疼くぜ。もう無理!俺が行く!!』
焦太『!? おい!のみ太!!』

=The player is 下心のみ太


俺が爽子の体を抱きしめると、爽子は体を強張らせながらも
少し遅れてから俺の背中に手をまわしてきた。
その手が震えているのが背中から伝わってくる。

かわいい・・・
何もかもが愛くるしい。
俺は少し体を離して、爽子の顔を覗き見た。
するとそこには、・・・やっぱり。
爽子は顔を真っ赤にさせながら目を泳がせている。


「欲しかったなー…去年も。爽子の本命チョコ!」

「・・・・・っ。私も…渡したかったよ…?」


どきっ・・・

爽子は恥ずかしそうに俺を見上げる。
その表情が俺の体中の熱を煽る・・・


「今日は…、2年分の“本命”…味わってもいい?」


目をまんまるく見開く爽子。
俺は返事を待たずに、その可愛らしく赤く染まった顔に自分の顔を近づけていく。
そして、そのまま唇を重ねる――


「…っん!」


いつもより深く、爽子を味わうように口付けをする。
もっと深いところまで味わいたいんだ。


 “ 『……太!』 ”


今日はこの家には誰もいないんだろ?
いっそのこと、爽子ごと食べてしまいたい。


 “ 『…のみ太!』 ”


・・・ん?


=online=

ベリ『のみ太!!!』
のみ『なんだベリ太かよ!いい所で邪魔すんなよなー』
ベリ『もうそれ以上はやめてくれ!』
のみ『何キレてんだよ。ベリ太はベリ太らしく浮かれてればいーじゃん!』
ベリ『嫌なんだ。爽子の気持ちも確かめずに事を進めるなんて。』
のみ『ははっ。オトメンぶりやがって。ほんとはベリ太もしたいくせに!めんどくせーな』
ベリ『・・・っ!?』
焦太『あ゙~~~もうお前ら!!ケンカすんなよー…』
のみ『よし、じゃあもっかい爽子とのチッスに専念してくるわ!』
ベリ『・・・・もうやめてくれ。』
全員『 ――!? 』
ベリ『大事にしたいんだ・・・。頼むからのみ太は自重してくれ。』
のみ『……うっ、うん……』
焦太『ベリ太がキレた・・・!?』

=The player is ベリ太


俺は唇を離してすぐ、爽子の顔を伺った。
爽子は顔を真っ赤にさせたまま、困った顔で俺を見上げる。


「…っ。ごめん…嫌だった?」

「・・・えっ?」


爽子は驚いた目をして、
首を横に振りながら答えた。


「いやじゃないよ…!…ちょっと…びっくりしたけど…」


恥ずかしそうに、赤い頬を両手で包み込む。
その仕草すらかわいくて、
俺も爽子の赤面がうつってくる。


「じゃあ…もう一回、いい?」

「・・・!」


爽子は跳ね返るように俺の顔を見た。
そして、消え入りそうな声で、「…うん…」と答えたまま瞼を閉じた・・・

どきん どきん・・・と心臓が煩く鳴り響く。
俺はゆっくり、もう一度爽子の唇にキスを落とした。



=online=

のみ『お前もキスしてんじゃん!!!』
ベリ『違うよ。のみ太とは違うよ。』
のみ『同じだろ!』
ベリ『同じじゃないよ。俺は爽子にちゃんと確認したもん。』
のみ『・・・ほんとめんどくせーコイツ。』
爽翔『まあまあまあ!あとはベリ太に任せとこーぜ。
状況はおいしくてもどっちみちベリ太がのみ太を押さえ込むと思うし。』
焦太『・・・まあそうだろうな。管理人さん、ベリ太エンドでよろしく!』

[管理人]リーダーシップ風早
『りょーかい!みんなお疲れー。』

ベリ『みんな… ありがとうございます。』

焦太爽翔のみ『(――敬語!?)』

焦れ太(以下、焦太)-ログアウト
爽やか翔太(以下、爽翔)-ログアウト
下心のみ太(以下、のみ)-ログアウト

= 風早翔太の脳内バトル・ベリ太END =


軽いキスの後、再び爽子の顔を覗くと、
爽子はふわっと微笑みながら呟いた。


「・・・チョコの・・・味がする・・・」

「えっ」


さっき食べた爽子のチョコレートムースケーキの味が
俺の口の中に残っていたんだと思う。
ちょっと照れくさい。

幸せそうに笑う爽子を見て、俺は冗談半分で言ってみた。


「もう一回味見する?」

「・・・・・・・えっ」

「うーそ!」

「!?」

「これ以上したら我慢できなくなりそーだし。」


それに今だって充分すぎるくらいに幸せだから。
君からもらった、
2年分の甘い幸せ・・・





~おわり~

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すっごい楽しませてもらいました!本当に面白い!のみ太すきだなぁのみ太!!!
でも最後ベリ太に代わったのはよく我慢できたなって思いました!
練乳バナナ食べるのに一票でしたが(笑)
本当に素敵な作品ありがとうですーー=!