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君の中に俺はいない。(cocoaさま)

cocoaさまより
ケント×爽子となっておりますー!


「ケントー、おっはよー!」
「おー、久しぶりじゃん!」
君の中に俺はいない。

「ねー、今日さ!バレンタインじゃん。だからさ、ハイ!」
「おぉ!さんきゅー」
手渡されたのは、フツウにデパートとかで売ってる既製品のチョコ。
完璧なキチっとしたラッピングまでされてるヤツ。
今日がバレンタインって忘れてた。
・・・なんてとぼける気はない。
俺、イベント好きだし。
女の子からのチョコは毎年すごく嬉しい。
それが義理でも、本命でも。
「んじゃ!お返し待ってるからねッ!」
でも、今年はちょっと違う。
女の子大好き!なのは去年と変わらないけど。
実際いまもらっても、あんまり嬉しくなかった。
「じゃーねー」
俺は笑顔で手をフリフリ。
でも考えてるのは、『お返し何にしよう』とか、『これ、どんなチョコだ?』とかじゃなくて。
あの子のこと。
クラスメイト、俺の弟子、俺の・・・すきなこ、貞子ちゃん。
学校中の公認となったカップルの彼女のほう。
・・・俺、結構本気だったのかな。
前にあやねには『本気で好きになる前でよかった』みたいなこと言っちゃったけどさ。
夏のちょっと前から感じるこの胸のチリチリ。
たまにギューって苦しくなるときもある。
俺だめだめじゃん。
こんなんだったら貞子ちゃんに心配かけちゃうじゃん。
あ、でもそれなら構ってもらえてラッキー?
・・・なーんて小さな下心が生まれてしまって、教室に着く。
「はぁ。」
いかんいかん。
生まれてしまった下心を殺して、深呼吸。
「いつもの俺、いつもどおり」
呪文のように唱える。
・・・これじゃまるでどっかの焦太くんだ。
「よし。」
ガラッ
「おっはよー」
「あ、ケントおはよー!」
「おはよー三浦」
教室に入ってクラスメイト一人ひとり(特に女の子)にいつも通りのスマイルで挨拶していく。
そして。
「貞子ちゃん、おはよー!」
「し、師匠、おはよぅ」
うん、いつも通りの俺!
そして、相変わらず暗固い笑顔の貞子ちゃん。
んー、前よりはだいぶやーらかくなったよ。
・・・それもアイツのおかげ?
(つきんっ)
「あ、あのね、師匠!」
「!ん!?なに?」
あぶねーあぶねー。
危うくKENTワールドに旅立つとこだった。
いま貞子ちゃんと話してんのに。
「こ、これ、よかったら・・・」
「え!?」
・・・まじで?
「いつもお世話になってます!ありがとう・・・!!」
「・・・ぁ。」
・・・お礼チョコ。
俺、今期待した?だめじゃん。
所詮、俺はただの『師匠』
『彼氏』の二の次、三の次。
「・・・ありがと!ありがたく食わせていただく!」
「・・・よ、よかったぁ!」
・・・出た。殺人スマイル。
この笑顔が出るたび、俺の胸は きゅーん ってなる。
「と、ところで、風早にはもうチョコ渡した!?」
「え!!?」
あ、動揺して適当に話題振ったけど失敗。
エンジェル・スマイルが一変、真っ赤な林檎ちゃんになった。
風早のことになるといっつもこうだ。
(つきんっ)
「あの、えっと、今日一緒に帰る約束をしているので、そのときに・・・」
ごにょごにょ言ってる貞子ちゃんの机の横には。
俺にくれた手作りチョコと同じチョコがいくつも入ったトートバッグと。
より一層綺麗なラッピングの施された袋が入った紙バック。
そりゃ、『彼氏』と『友達チョコ』は違うよな・・・。

「・・・そっか。去年渡せなかったんだから、今年は頑張れ!師匠として応援してる!」
「う、うん!ありがとう!・・・って、あれ!?なんで師匠、私が去年渡せなかったの知ってるの!?」
・・・あ、知らないんだっけ??
んー、これは秘密にしておこうかな。
特に意味はないけど。
「・・・俺、エスパーだから!」
「そ、そっか、エスパー・・・!!さすが師匠!」

貞子ちゃんにキラキラした目向けられて、悪い気はしないけど。
今日はなんだか胸が痛い。




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cocoaさんことここちゃーんありがとーWw(ムチュー)
私実はケントと佐和kの絡みってあんまり見たことないんです!
やっぱり風爽溺愛なのでWw
でもねでもね!
幸せ―な風爽を見るケントがなんだか・・・つらい!
つらいわー(><
爽子ちゃんの笑顔とかに気付いた男子ってづくなからずいるわけで。
その笑顔とか性格に惹かれたころにはもう遅いんだよね。
しかもその笑顔の元が爽やかクンってなったらもう手を引くしかなんだろうなぁ・・・。
そう思うと友チョコお礼チョコしかもらえないのはつらいんだなって
読んでておもいました(><

本当にありがとうございました!

BY:はる

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